トレンドコラム

越境EC

2020年越境EC市場まとめ

新型コロナウィルス(COVID-19)の影響により、海外からの入国制限でインバウンド事業が低迷、激減しましたが日本の越境EC市場は大きく成長しました。2020年7月に経済産業省が発表した、電子商取引に関する市場調査によると『中国』『米国』の消費者や事業者からの越境EC購入が増加していること分かりました。

  日本越境ECからの購入額 対前年比
中国 1兆6,558億円 7.9%
アメリカ 9,034億円 9.7%

引用:経済産業省|電子商取引に関する市場調査

本コラムでは、日本の越境ECが大きく成長した理由をまとめましたので、順番に見てみましょう。

【理由①】新型コロナウィルス(COVID-19)によるECへのチャネルシフト

1つ目は、新型コロナウィルス(COVID-19)の影響で外出ができずに家にいる時間が増え、新たに越境ECを利用するユーザーが増えた点が考えられます。世界各国で、小売店舗閉鎖や外出禁止が広がり、多くの消費者が実店舗ではなく、ECへのチャネルシフトを行った背景があります。アメリカ・イギリスの両統計局が発表した、EC普及率の調査によると、新型コロナウィルス流行を受け、2020年度のわずか2カ月で『米国が17%→22%』『イギリスで20%→30%』までEC普及率が上昇しているのが分かります。

出典: Benedict Evans|The ecommerce surge

【理由②】中国の越境EC規制緩和

中国が2019年に行った越境EC規制緩和も日本の越境EC市場の成長に大きく関わってきていると考えられます。中国では2019年に大幅な越境EC規制緩和を行いました。変更内容として以下の通りです。

・輸入許可・登録の緩和延長

・取引限度額の引き上げ

・越境ECサイトで販売できる商品の増加

例えば、中国の越境ECサイトにおける1回の取引限度額が2,000元(約32,000円)から5,000元(約80,000円)まで引き上げられました。年間の取引上限額も20,000元(約320,000円)から26,000元(約416,000円)にまで引き上げられてます。また、今までは販売できなかった約14種類の『食品・日用品』『電化製品』が販売できるようになりました。こういった規制緩和も越境ECの成長の理由の1つと考えられます。

2020年越境EC売れ筋商品

2020年越境ECではどういった商品が売れたのか見ていきましょう。新型コロナウィルスの影響により、多くの消費者のライフスタイルに変化がありました。従来の人気商品である『ファッション』『アニメ』だけではなく、世界各国でステイホームを象徴する『音楽』『ゲーム』などの商品の伸び率が高い年となりました。2020年に海外で人気だった代表的な商品は以下の通りです。

・アニメグッズ

・日本国内のファッションブランド

・カメラ用品

・車パーツ

・ミニカー

・お酒

世界の地域別のトレンドの傾向

続いて世界別のEC市場におけるトレンド傾向を紹介します。

アメリカのECトレンド

アメリカでは、小売業者によるプライベートブランドがトレンドとなっています。売上としては、ブランド製品に、届きませんが成長率は上回っています。

  売上高 4年間の平均成長率
プライベートブランド 1,434億ドル 2.5%増
ブランド製品 6,713億ドル 1.0%増

引用:経済産業省|電子商取引に関する市場調査

 

年々プライベートブランドが大きな成長率を上げる中、ブランドメーカー各社は、危機感を抱き、自社で企画した商品をどの店舗も介すことなく、自社ECサイトで直接顧客へ販売するDtoCを勧めたことでEC市場が更に拡大したとも言えます。日本からアメリカ向けで購入されている商品としても、アパレルフ・ァッションは上位です。

アメリカDtoCにおけるTOP7は下記の通りです。

1.chewy(ペット用品)

2.SmileDirectClub,(美容・健康)

3.StichFix(アパレル・ファッション)

4.Dollar Shave Club(美容・健康)

5.Harry’s(美容・健康)

6.ThirdLove(アパレル・ファッション)

7.Warby Parker(アパレル・ファッション)

ヨーロッパのECトレンド

ヨーロッパでは、新型コロナウィルスにより。長期の都市閉鎖(ロックダウン)を行いました。その影響により経済は一時的にストップし、小売業界は大きな影響を受けましたが、「衛生用品」「食料品」「家電」に関しては右肩上がりで売上を増やしています。ベルギーの越境ECプラットフォームを提供するCross-Border Commerce Europeは、2020年までに成長率50%を達成し、総売上高は150億ユーロに達する見込みがあると発表しました。ヨーロッパEC市場全体も驚異的なスピードで成長していることが分かります。

引用:Cross-Border Commerce Europe

ヨーロッパではニッチマーケットがトレンドとなっている

Cross-Border Commerce Europeの発表によると、各メーカーがニッチなマーケットプレイスのサービスを開始しています。アメリカやイギリスでは、ニッチマーケットはすでに人気となり徐々に需要が高まって来ています。例えば、アーティスト職人、ヴィンテージ品のコレクター向けのZibbet(オーストラリア) 手工芸専門店Folksy(イギリス)などが人気です。こういった各国のニッチマーケット企業がどんどんヨーロッパに進出を始めています。

まとめ

2020年は、新型コロナウィルスによる影響で消費者のライフスタイルが大きく変化し、越境ECにおいても非常に影響がある年となりました。以下、まとめです。

・2020年時点で『中国』『アメリカ』の日本越境ECからの購入額は年々増加している

・増加理由としては、コロナによるECチャネルシフトの影響が高い

・2020年は世界各国でステイホームを象徴とする商品が売れた

今後も越境EC市場は成長することが予想されています。日本商品の需要は、まだまだ伸びしろがあり今からでも越境ECへの参入は遅くありません。各地域や国によってトレンドが異なるので、自社製品の特性などを考慮して参入するのが良いでしょう。

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