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初めての海外・国際発送でも安心・安全に送る方法と手順を解説

海外にいる家族や友達に荷物を送ることになった時、どうやって海外・国際発送をすればいいのかと戸惑う方は多いことでしょう。海外の住所宛てに荷物を送るという不安もありますし、そもそも送り方がよくわからないですよね。

本記事では、初めての海外・国際発送でも安心・安全に送る方法と手順を解説します。海外・国際発送の方法がわからない方、不安に感じている方はぜひ参考にしてください。

初めての海外・国際発送はみんな不安

海外への発送は国内の発送と違って「ちゃんと海外の住所に届くだろうか」「破損や紛失しないだろうか」という不安が大きいかと思います。初めての海外・国際発送は誰でも不安に感じるものです。

輸送距離の長い海外発送だと破損や紛失が起こる可能性が高くなることは否めませんが、国内の発送であっても起こりますし、壊れやすい物は厳重に梱包をし、追跡サービスを利用するなど対策をとっておけば、必要以上に心配することはありません。

海外・国際発送も慣れが必要ですし、国ごとに書類の枚数が異なったりするので、最初はわからなくて戸惑うのは当然です。一度経験して発送までの流れがわかれば、次回からは不安がかなり解消されているでしょう。

初めて海外・国際発送はどの運送会社がいいのか?

海外・国際発送に対応している運送会社は、日本郵便(郵便局)、ヤマト運輸、佐川急便、FeDeX、DHLなどがあります。

初めて海外・国際発送をするのであれば、郵便局がおすすめです。郵便局なら全国どこにでもありますし、料金の面でもサービスの面でも安心できます。

郵便局の国際郵便は個人でも法人でも広く利用されている、言わば定番の海外発送の手段です。郵便局を利用した海外発送に慣れたら、ヤマト運輸、佐川急便、FeDeX、DHLなど、他の運送会社の運賃や発送方法などを比較してみてください。

郵便局の国際郵便の発送方法

郵便局の国際郵便の発送方法は、以下の4種類です。

・EMS(国際スピード郵便)
・航空便
・エコノミー航空(SAL)便
・船便

「EMS(国際スピード郵便)」を利用した海外発送の方法は後述しますが、4つの発想法の中で最速(2~4日程度)で配達してくれます。国際郵便の主力の発送方法で、他の方法と比べるとかなり早いです。

航空便の配達の目安は3~6日程度で、飛行機で輸送するので船便よりも料金が高くなります。

「エコノミー航空(SAL)便」は取り扱い国・地域が限られますが、船便より速く、航空便よりも安い運賃で海外発送できます。通常の航空便よりも配達日数が少し長くなりますが、配送料を節約しつつ、可能な限り早く届けたい時におすすめです。

船便は最も料金が安いですが、配達までに1~3ヶ月かかります。届くまでにかなり時間がかかるので、早く届けたい時はおすすめしません。

郵便局の国際郵便サービス比較

郵便局の国際郵便は、配達日数や荷物の大きさに合わせてサービスを選択できます。個人利用するのであれば、以下の5つのサービスをチェックしてみましょう。

・EMS(国際スピード郵便)
・小形包装物
・国際小包
・手紙、はがき(航空便・船便)
・グリーティングカード(航空便)

「EMS(国際スピード郵便)」の対象は30kgまでの荷物で、世界120以上の国や地域に配達してくれます。

まずは、配達希望の国や地域がEMSを取り扱っているかを調べてみましょう。配達可能であれば料金を調べてEMSオリジナル包装材や封筒で荷物を梱包し、郵便局でEMS専用のラベルをもらって配達情報を記入します。

EMS物品用ラベルに税関告知書が同封されていて、税関はその書類だけで済むため、特別な申請や許可は必要ありません。基本的にはこれだけの作業で海外発送はできます(国によって通関事情が異なる場合があります)。

小形包装物は、最大重量2kgまで三辺合計90cm以内の荷物を対象とした国際郵便です。「エコノミー航空(SAL)便」の取扱のある国・地域であれば、通常の航空便や船便よりも安い運賃で海外に送れます。

重量2kg以上、重量30kg以下の荷物で、EMSを利用しないのであれば、国際小包を使いましょう。国際小包も「エコノミー航空(SAL)便」を選択できます。

参照:国際郵便 – 日本郵便

利用を検討したい補償サービス

万が一、海外輸送中に荷物の破損や紛失が起こった時のために、補償サービスの利用を検討してみましょう。

郵便局の国際郵便では、最高200万円まで補償する保険を用意しています。利用可能な郵便物は、「国際小包」「通常郵便物(小包以外)」です。

「EMS(国際スピード郵便)」では、損害賠償制度が利用できます。損害要償額が2万円までは無料です。2万円以上200万円以内の間で、50〜4,950円の追加料金を払うことで、荷物が破損・紛失した時に実損額を補償してくれます。

EMSでは追跡サービスが無料で利用可能です。国内便の追跡と同じように、日本郵便のサイトで配達状況を確認できます。

EMSは補償が充実しているので、高価な荷物を海外に発送する時は、万が一に備えて損害賠償制度を利用した方がよいでしょう。追跡サービスも利用できるので、初めて海外発送をするのであれば、EMSの利用をおすすめします。

商品を破損から守る

補償サービスをご紹介しましたが、やはり破損などが起こらずに無事に商品を届けられることが一番です。
商品梱包時に気を付ける点をいくつかご紹介します。

・適切なサイズの段ボール箱を準備する
強度の高い段ボールはコストもかかりますが、2重段ボールなど頑丈なものを準備しましょう。
サイズに関しても、内容物に合わせて適切なサイズを準備し、余計な空間を極力減らしましょう。

・緩衝材を使用する(隙間なく詰める)
外箱が破損していなくても、箱の中に隙間があると商品が破損する恐れがあります。
発砲スチロール、エアーパッキン、バブルラップ、紙くずなどを使用し、しっかりと隙間を埋めましょう。梱包後に軽く振って音がならなれけば大丈夫です。

・防水対策
湿気や水に敏感な商品は、防水バッグやOPP袋に商品を入れるなどして防水対策をしましょう。

・箱の封じ方
強力な梱包テープを使用し、箱の開く部分はH型にテープを貼りしっかりと封をしましょう。

・段ボール箱の角を補強
最もダメージを受けやすいのは、外箱の角部分です。角の部分にダメージを受けると、商品にまでダメージが行く可能性が高いです。角の部分だけでも、余った段ボールで覆うように貼り付けて補強をしましょう。

複数商品を一つの箱にまとめて梱包する場合などは、まだまだ工夫や注意が必要なことがありますが、まずは以上の点に注意し、少しでも破損リスクを減らし商品を守りましょう。

※2023.11.02追記

おわりに

初めて海外発送をするのであれば、日本郵便のEMSのような補償と追跡サービスが利用できる発送方法を選択するのが安心かと思います。到着するまでの日数が長いと不安を感じる期間が長くなるので、初めてであれば最短で届くサービスを利用した方が気持ち的に楽かもしれません。

今回は日本郵便の国際郵便の利用方法をご紹介しましたが、他の運送会社でも便利な海外発送サービスを用意しているので、比較してみてください。

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