海外販売(越境EC)で電化製品や玩具、キッチン用品などを販売する場合には「電池」の取り扱いに注意が必要です。
特に「リチウム電池」は注意が必要となるのでそのポイントを解説していきましょう。
日本の電池は海外でも使用できる?
電池の規格は世界で統一されています。
そのため日本の電池は海外でも使用することができます。
単三・単四電池のような乾電池やボタン電池についても規格は同様のため、海外でも使用することが可能です。
電池を海外に発送する際は注意が必要
アルカリやマンガンなどの一般的な乾電池は、EMS(国際郵便)での発送が基本的には可能です。
しかし、「リチウム電池」をEMS(国際郵便)で発送する場合は注意が必要です。
リチウム電池をEMS(国際郵便)で発送する場合にはいくつかの条件を満たす必要があります。
また条件を満たせば全ての国に発送できるわけではなく、フランス・イタリア・ドイツなどの一部の国では、リチウム電池の輸入自体が禁止されているのでEMSでの発送はできません。
リチウム電池を送る場合の条件は?
それぞれの細かい条件は割愛しますが、以下の条件を全て満たす必要があります。
1.機器に取り付け又は内蔵されていること
2.リチウムの内容量又はワット時定格値等の条件を満たすこと
3.リチウム電池の数量が決められた範囲内であること
4.リチウム電池の輸入を制限していない国、地域であること
「機器に取り付け又は内蔵されていること」と条件にある通り、リチウム電池を単体で発送することはできません。
必ず機器に取り付け又は内蔵されている必要があるので注意が必要です。
最近の電化製品は小型しており、充電式のバッテリー(リチウム電池)のものが非常に多いので注意しましょう。
また、内容量やワットの規格に関しての規制もあるため必ず確認をしてから送りましょう。
まとめ
リチウム電池を含む商品(製品)は多く、海外販売でも取り扱う機会が多くなっています。
eBay(イーベイ)などのECモールを検索してもリチウム電池を含む商品が多くヒットします。
一方で発送には十分な注意が必要であり、配送トラブルの元になりかねません。
必ず条件を全て満たしているか確認をしてから発送するようにしましょう。