近年、大きな話題となっており、急激に市場を伸ばしている越境ＥＣ。これから規模はさらに大きくなっていくと考えられています。
国内だけでなく、海外でも商品を販売したいと考えている方は多いのではないでしょうか。越境ＥＣを始める前に、メリットとデメリットをしっかりと押さえておきましょう。
まずは基礎知識から。越境ＥＣとはなにか？
越境ＥＣとは、インターネットを通じ、国境を越えて国際的に商品の販売を行うことを言います。2017年の世界の越境EC市場は5,300億米ドルにもなり、対前年比で32.5%の成長率となっています。
また今後、2020年までに越境EC市場はアメリカ・中国を中心に世界中で毎年20％増加する見込みです。
越境ＥＣ市場は何故拡大を続けているのか？
越境ＥＣの市場が拡大を続けている背景には、スマートフォンやタブレット等のモバイル端末の世界的かつ急速な普及があります。これにより、わざわざ海外に行かなくても、eBayのような越境ＥＣサイトに手軽にアクセスし、世界中のモノが簡単に買えるようになりました。eBayでは注文の多くがスマホやスマホアプリからと言われています。また中国の有名なＥＣサイトである京東（JD.com）の注文では８割がモバイル端末からと言われています。
また海外旅行の際に購入した商品を帰国後にリピートしたい・友人にも薦めたいといった要望に対しても、越境ＥＣサイトは非常に効果的なツールになっているのです。
越境ＥＣのメリットとは？
それではまず越境ECのメリットから見ていきましょう。
①新たな販路の開拓ができる
まずは何と言っても、新たな海外顧客を開拓できる膨大な市場が広がっていることです。また注目すべき点として、外国人は日本人よりもネットショッピングの頻度や金額が高いとも言われています。日本国内の消費が限られているなかで、新たなターゲットの獲得が期待できるのです。
②低コストで海外展開ができる
店舗を海外に構えるとなると莫大な資金や手間がかかります。しかし、インターネットを活用した越境ＥＣの場合、自店舗に比べて低コストで実現が可能です。その分、実店舗による進出よりもリスクが抑えられます。
現在では「かんたんトレードサービス」のような代行サービスや、支援サービスも増え、比較的簡単に越境ECへ参入できるようになっています。
越境ＥＣのデメリットとは？
越境ECはもちろん良いことばかりではありません。
デメリットについてもきちんと押さえておきましょう。
①言葉の壁によるトラブル
真っ先に考えられるのは、言葉の壁です。例えばeBayを利用して商品を販売しようとする場合、商品の説明ページ作成、商品発送用の伝票作成、問合せサポートに至るまで英語（もしくは他言語）での対応が必要となります。
特に問合せサポートについては、文字のみのやりとりとなるので、認識のずれによるトラブルが起きないように注意する必要があります。
②為替リスク
海外の購入者と決済を行うため、基本的には海外通貨での決済となります。その為、常に為替の動きは把握しておく必要があります。為替は様々な要因で常に変動しています。各国の景気が影響することもあれば、政治的な事象の影響を受けることもあります。為替をチェックしながら商品の価格設定を見直したり、外貨を円に換金するタイミングを考えるなどの対策を打つことが必要です。
（為替についてはこちらのコラムを参照ください：為替って？円高と円安はどちらがお得なのか）
③物流・配送リスク
国境を越えて商品を販売・輸送するため、ワシントン条約や国際輸送で禁止されている危険物についての知識が必要となります。また、国内よりも輸送コストはかかりますし、輸送中・配送中の紛失や破損リスクもゼロとは言えません。
越境ＥＣのデメリットを読んで、「魅力はあるけど、自信がないな・・・リスクが心配…」とお考えになったかも知れません。
そんなときは、かんたんトレードサービスをぜひご検討ください。ebayを利用した越境ＥＣでビジネス拡大を目指すあなたを、さまざまな角度から全面サポートします。英語ができなくても、海外通貨の決済方法がわからなくても、商品の発送の仕方がわからなくても、問題ありません。かんたんトレードサービスで、越境ECビジネスに挑戦し、販路を大きく広げてみませんか。
