オンライン(インターネット)上で決済をよくする方はもしかするとPaypPalをご存知かもしれません。
動画サイトやゲームサイトなど、日本国内でも使えるお店はたくさんあります。
それではこのPaypalとは一体どういったものなのでしょうか。今回のコラムではPaypalについて紹介します。
世界で広く普及している決済サービス
Paypalとは、アメリカを中心に世界で普及しているオンライン決済サービスです。利用者は世界で2億5000万人以上と言われており、使用可能なお店は世界で1800万店舗以上あります。
日本ではまだ知らない人が多いかもしれませんが、Paypalのホームページは2007年に日本語表示に対応しており、電話によるカスタマーサポートも開設されています。
PayPalでできることはお金の支払いと受け取り
Paypalを利用すれば、オンライン上で簡単に支払いを行うことが可能です。
また、海外サイトにおける他通貨の支払いも、簡単に行うことができます。その為、海外大手ECサイト(eBayなど)や大手動画配信サイト、ゲームやデジタルコンテンツの配信サイト、航空会社などはPaypalに対応しています。
そして、Paypalは支払いだけではなく、支払いを受けることも可能です。本人確認手続きをするか、ビジネスアカウントを作成することで支払いの受取が可能になります。越境ECで販売を行う場合には、このようなオンライン決済のアカウントの準備が必要となります。
PayPalを利用するには(購入者)
個人の支払い手段としてPaypalを利用する場合の手続きは非常に簡単です。
メールアドレスとクレジットカードがあればアカウント登録が可能となります。
あとはPaypalが使えるお店で、決済時にPaypalのアカウントにログインし、支払い方法を選択すれば簡単かつ安全に支払いが完了します。PayPalが売り手と買い手のお金のやり取りを仲介するので相手先にクレジットカードの情報を渡す必要がありません。
PayPalを利用するには(販売者)
個人の支払い手段としてPaypalの手続きは簡単ですが、販売者側として支払いを受ける場合の手続きはどうなのでしょうか。
結論からいうと、支払いの受取が可能なビジネスアカウントを法人で登録するのは個人のアカウント登録に比べて手続きが大変です。特に大変な手続きとしては本人確認手続きになります。アカウント登録者の本人確認に加えて、法人の確認手続きが必要になるからです。
法人の確認書類としては6ヶ月以内に発行された登記簿(妙)謄本、または現在(履歴)全部事項証明書の準備が必要です。その他、銀行口座の登録等を行い審査が完了すれば利用が可能となります。
PaypalはeBayで販売する場合に必須
Paypalは過去にeBayに買収され子会社化されていた経緯もあり(現在は独立)、現在もeBayの支払いシステムのメインとなっています。購入者側もPaypalアカウントでの支払いが当たり前になっているため、eBayに出店して販売をする場合にはPaypalのビジネスアカウントが必須です。商品売買時のトラブルの際に、売り手保護保証制度が受けられるようにしておくためにも必ずPaypalのビジネスアカウントを取得して販売を始めるようにしましょう。
Paypalの特徴
PayPalの特徴は使えるECサイトが非常に多く、対応クレジットカードもVISA、MasterCard、JCB、American Expressなど主要なカードに対応していることです。
また対応通貨は日本のペイパルアカウントでも22通貨に対応しています。最近では銀行口座からの決済も可能になりさらに便利になりました。業界最高レベルのセキュリティを持っていることもポイントです。
今回紹介したPayPal以外にも決済サービスは多数存在します。
決済サービスを選ぶ際は以下の様な点を考慮しましょう。
・対応クレジットカード
・対応通貨
・各種手数料
・導入の難易度
・日本でのサポート状況
など
どのサービスが最も適しているかは、ビジネスモデルによって異なります。
どういった「モノ」「サービス」を販売するのか、どこの国をターゲットにするのか、様々な観点で評価を行い最適な決済サービスを見つけましょう。