日本を訪れる観光客は、年々増えています。素晴らしい日本各地の名所を巡る以外にも、近年ではショッピングも大きな目的となっています。量販店やドラッグストアで、たくさんの商品を買い込む外国人観光客を見かける方も多いでしょう。
彼らはどんなものを、どのくらい買っているのでしょうか。そしてそこに、越境ECビジネスにつながるチャンスはあるのでしょうか?
年間どのくらいの人が日本を訪れているの?
統計によると、昨年1年間(2017年)に日本を訪れた観光客の数は、およそ2870万人。これは過去最多の人数となります。内訳を見るともっとも多いのが中国からで、約735万人にのぼります。その次は韓国で、約715万人。台湾からも450万人あまりが来日しています。そして香港、アメリカと続きます。今年度はもっと増える見込みです。
人数としては中国が最多ですが、韓国からの訪問客が前年比で約40%増と、飛躍的に増加しています。また、台湾の5人に1人、香港の3人に1人が日本を訪れているというデータもあります。
訪日観光客はどのくらい買い物をしているの?
訪日観光客の5人に4人は、アジアから訪れています。男女の比率でいうと、観光に来るのは女性が多く、ビジネスで来日するのは男性が多くなります。一方、欧米からの観光客に関しては、女性より男性の方が多くなっています。
日本滞在中の旅行消費額は、ここ5年間で増加の一途をたどっています。2017年には、その額は4兆4千億円あまりに達しました。その内訳ですが、買いもの(お土産など)がもっとも多く、約1億6千万円。観光もさることながら、ショッピングも、訪日観光客にとって重要な目的になっているのがよくわかります。
どんなものが訪日観光客に売れているの?
買いものといっても、訪日観光客は日本でいったいどんなものを購入しているのでしょうか。
もっとも多いのは日本製の化粧品や健康グッズ、トイレタリー商品(おむつ等もこれに含まれます)などで、全体の40%近くを占めます。次に続くのが衣服(和服を除く)・靴・かばん等です。それから飲料や酒やたばことなります。海外からの「日本製品は質が良い」という評価が、その消費を支えていることがわかります。そして近年では、菓子類の購入が非常に伸びていることが、特記すべき点です。菓子類は中国をはじめとして韓国、台湾、香港、タイ等のアジア人観光客が購入しています。
いずれにしても、外国人観光客が日本の製品を好んで買って帰る現状があるのは明らかで、これからも続いていくと見られています。
もし、帰国後に日本で購入した製品がとても気に入って、「もっと欲しいな」「親戚や友達にも買ってあげたいな」と思ったら?そのたびに、日本に来てもらえるとしたら嬉しいですが、なかなかそうもいかない方もたくさんいるでしょう。
そこで越境ECの出番!
そうなると、越境ECの出番です。わざわざ日本に行くことなく、品質が保証された日本製品がネットで簡単に買えるとしたらどうでしょうか。それを実現するのが越境ECです。eBayのような国際的なECサイトがあり、簡単かつ迅速に日本製品を海外に販売することができます。
日本製品に注目が集まっている今、海外販売は非常に熱いビジネスチャンスなのです。
でも、何から始めていいのかわからない。どうやって出品していいのかわからない。そんなお悩みでビジネスチャンスを逃すのは、もったいない!
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