「Webinterpret」というツール(サービス)をご存知でしょうか?
eBay(イーベイ)やAmazonで既に越境ECをしている方は聞いたことがあるかもしれません。
「Webinterpret」とは、eBayであればUS(アメリカ)に出品している商品を、他の国のeBayサイトに自動翻訳し出品してくれるツール(サービス)です。
通常eBay(US)以外の国に出品する場合は、各サイト毎のアカウントが必要で在庫管理も大変です。
このような問題を解決し、販路拡大を可能にするのが「Webinterpret」です。
Webinterpretで出来ることは?
Webinterpretで出来ることは以下の3つです。
①US以外の国(サイト)への自動一括出品
②国(サイト)毎の翻訳設定
③国(サイト)毎の価格変更
それではこれらを細かく見て行きましょう。
US以外の国(サイト)への自動一括出品
プランによりますが、UK(イギリス)、DE(ドイツ)、FR(フランス)、IT(イタリア)、ES(スペイン)、AU(オーストラリア)、BE(ベルギー)、IE(アイルランド)、AT(オーストリア)、CA(カナダ)、HK(香港)、SG(シンガポール)の12カ国(サイト)への出品が可能です。
各サイトの言語への翻訳、通貨変換は自動で行われるため、簡単に他サイトへの出品が可能です。
出品する(国)サイトは選択が可能な為、販売商品が取り扱えない国(サイト)は除外するようにしましょう。
商品単位でも出品をするかしないかは設定が可能です。
国(サイト)毎の翻訳設定
Webinterpretは、選択した国(サイト)の言語に自動翻訳を行い出品をしてくれます。DE(ドイツ)であればドイツ語、IT(イタリア)であればイタリア語に翻訳をします。
さらに、あるキーワードを特定の用語に翻訳するように指定したり、逆に翻訳せずにそのまま保持するように設定することが可能です。
サイト毎で翻訳の設定ができるため、柔軟なキーワード設定が可能です。
国(サイト)毎の価格変更
現在のUS(アメリカ)の価格を基準にして、国(サイト)毎に変更率を設定し価格変更することが可能です。
例えば、UK(イギリス)は5%、DE(ドイツ)は6%、FR(フランス)は7%価格を上げるといった設定が可能です。
Webinterpretのプランによって手数料は異なりますが、出品手数料や販売手数料を加味して5~10%ほど上乗せして設定するのが一般的です。
Webinterpretをすることでのメリットは?
Webinterpretの説明をしてきましたが、整理すると以下のようなメリットがあります。
・eBay.com(US)のアカウントのみで各国(サイト)へ出品が可能
・各国のアカウント費用が不要(出品手数料はかかる場合があります)
・出品や在庫管理がeBay.com(US)のサイトのみで可能
・各国(サイト)の言語で出品されるため、今までリーチしていなかったバイヤーにリーチする
既にeBayを利用していて売上アップに悩んでいる場合は、是非一度検討してみてはいかがでしょうか。
Webinterpretを利用する為の条件とは
Webinterpretを利用するには以下の条件、設定が必要です。
・EURやGBP、AUDなどの多通貨の受け入れ
・欧州の国(サイト)へ出品を希望する場合は、ビジネスアカウントが必要
・選択した国(サイト)で売れた場合に配送が可能
eBayを既に利用している方の場合は、どれもそれほど大きな問題ではないと思いますが、管理する通貨が増えるので販売価格の管理は一定大変になるかもしれません。
またビジネスアカウントへの変更をする場合は、運用コストが変わるので注意が必要でしょう。今まで取引の無かった国との取引が発生する可能性も高いので、顧客対応や配送には注意が必要です。
まとめ
Webinterpretを導入することで、低コストで販路拡大が可能です。
出品した国(サイト)でPromoted Listing(プロモ―テッドリスティング)の設定も可能な為、大幅な売上拡大も夢ではありません。
既にeBayを利用している方は、ぜひ一度Webinterpretを検討してみてはいかがでしょうか。
これから海外販売を検討される方は、eBayへ日本語だけで出品ができる海外販売支援サービスの「かんたんトレードサービス」を是非一度ご検討ください。